学バサ：慶次

それは、センコーの彼女。
知ってました、分かってました。


彼女が、言う事くらい・・・。


泣くな、泣くな。

「良かった・・・ね！」
笑えてるかな、悟られてないかな。

「慶次・・・？泣いてるの・・・？」

泣いてるよ。

「ねね・・・ごめんね」

手を差し出す俺に、目の前の、彼女は、戸惑いました。

「ッえ・・・？」

「怒らないよ、分かるから」

「・・・慶次は優しくて、それから・・・っ」

彼女は小さく呟くと、俺の手の上に俺の想いを乗せました。


小さくなっていく彼女を見て
不思議と視界がぼやけました。

「はは・・・っ・・・もう、会う気無いくせに・・・」

私の・・・帰る場所だった・・・

そんな事言われたら
俺は・・・期待してしまうよ・・・。

待ってちゃ駄目かな、また、俺を帰る場所にしてくれないかな、と。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

虫の報せか

風の報せか

どこで眠っているかも

分からない

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

それでもまだ、待ってる俺を

馬鹿だね、と笑ってください。


慶次のネックレスの話。

どうして言えようか。

助けて・・・
無い・・・無い、無い、無い・・・ッ!!

「こじゅ・・・ろ・・・」

――――――――――――――――

「政宗殿?」
「なんでも・・・無いから・・・」

だから・・・此の儘・・・





きっと政宗の辛さを分かるのは
こじゅと幸村だけで。
ちがった。
分かるのはこじゅだけ。
幸村は分かろうとする。

「辛かったね。
苦しかったね。
怖かったね。」

でも、もう「―――」

大丈夫だなんて、どうして言えようか。



幸村は「大丈夫」だなんて軽く言ったりしないと思う。


あ、仙台楽しかったです。

無題

今日は楽しかったよー。
ありがとう、ありがとう、心から感謝するよ。

あ、そいじゃぁ朝の続き･･･。


俺がもしもお前の事好きだって言ったらどうする？

均衡を破るのはきっと政宗だと思います。
何時になく真面目にしっかりと幸村の目を射ます。

本気で言っているのでござるか…‥？

幸村は辛いだろうな。
自分が一生懸命秘めてきた気持ちを政宗が口に出しちゃうんだから。

嘘に見えるか？

見える筈もなく、幸村は認めざるを得ません。

…‥ッ、某がどれだけ…どれだけその思いを押し殺してきたと…なのに、政宗殿は…ッ！

嬉しいのに素直に喜べない。
だって今まで我慢してきた自分は何だったのだ…と。
それに幸村は知っています。
自分と政宗が結ばれる事は無い事を。

突発的に言ったんじゃねぇ。…分かってる、其れでも伝えたかった。

政宗も知っています。
政宗はそれでも、我慢はしません。
言いたい事は言う。これが彼のモットーだからです。
子供の頃我慢した分、言いたいって云う気持ちが強いんだろうなぁ。

いずれ散ると云うのに…それなのに、どうしてそのような事が言えましょうか。
政宗殿、もう、い、言わないで下され。お願いでござる。
･･･想うことが･･･こんなにも辛いなら・・・いっそ、知らなければ良かった･･･。


これは秘密。
二人だけの
･･･秘密･･･。


馬鹿ですねー。

無題

友達と遊んできます！！
もう駄目だ、あたし鬱なのかもしれないー・・・。
ありえないくらいＢＡＳＡＲＡの事しか考えられない、
どうしよう。
自分変だ。

愛してるって言えたら
きっと胸は軽くなって
そう思うと何だかとても
涙が出そうになるんだ
どうしてだと思う？
何でだと思う？
きっと、さ
「　　　　　　　　　　　　」
言わないけど。
言ったらお前
悲しむだろうから。

どうして言えないのかは
後でまた書きます。

この思いの捌け口が
見当たらないんだ。

愛する貴方へ

唐突にダテサナなお話。

ダテサナについて考察すると、どうしても悲しい方に行ってしまう･･･。
それは佐幸も同じなんだけど、あの時代に幸せなんて転がってないよ･･･。

好きなんだけど、好きなんだけど
自分の矜持を、忘れることは無く
いつも胸の内に閉じ込めてずっと
独り想って、泣いているんだ。
会いたいよ･･･、会いたいよ･･･。
声に出すことは一生無いけれど
これ以上の胸の高鳴りを、きっと
知らない。

地位も違う。
相手は敵だ。
だけど、どうしてこうも
こころ惹かれるのだろうか。


どうしよう。
本当に好きだ。
どっちかとかじゃくて
二人が好きだ。